2019-01-16 松過ぎて 鈍行俳句 ○松過ぎて雨の一日を寛ぎぬ (まつすぎてあめのひとひをくつろぎぬ) ○松過ぎぬ心を入れて痩せること 秋甫 ○松過ぎし雨に鴉の濡れてをり 々 ○松過ぎし友の病の癒えぬまま 々
2019-01-15 どんど焼 鈍行俳句 ○どんど焼初夢の字の舞い上がる (どんどやきはつゆめのじのまいあがる) ○どんど焼みかん焼く子に餅焼く子 秋甫 ○どんど火のぱあと上がればわあと逃ぐ 々 ○左義長の竹パンパンと佳境かな 々
2019-01-14 寒夕焼 鈍行俳句 ○寒夕焼神の祠の底の闇 (かんゆうやけかみのほこらのそこのやみ) ○冬夕焼いろいろあって公園住まい 秋甫 ○公園のベンチの男寒夕焼 々 ○湯遊夕焼お店ごっこの品仕舞う 々
2019-01-13 寒卵 鈍行俳句 ○白めしの湯気に落とすや寒卵 (しろめしのゆげにおとすやかんたまご) ○寒卵貰って野の草買いにけり 秋甫 ○寒卵呑んでラグビー観戦す 々 ○雨降って寒卵濡らしけり 々
2019-01-12 煮凝 鈍行俳句 ○煮凝の琥珀に埋もる眼玉かな (にこごりのこはくにうもるめだまかな) ○煮凝て一枚の皿輝ける 秋甫 ○煮こごりの口に入れれば空しけれ 々 ○ジュレというファッショナブルな煮凝の 々
2019-01-11 寒四郎 鈍行俳句 ○寒四郎九郎とつづく野の叫び (かんしろうくろうとつづくののさけび) ○寒九郎チンカラ峠飛んで行け 秋甫 ○ペチカの唄ピアノに歌う寒夜かな 々 ○悲しみのライムライトを聞く寒夜 々