水仙

          ○水仙絵てがみ貰う水仙の庭

           (すいせんのえてがみもらうすいせんのにわ)

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          ○水仙のまっすぐ咲くや斜陽の家   秋甫

          ○真夜中の水仙の香に人呼べり    々

          ○水仙や海の白波うねる濤      々

 

冬深し

           ○冬深し漬物の石沈みけり

            (ふゆふかしつけもののいししずみけり)  

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           ○今朝の麺麭こんがり焼いて冬深し   秋甫

           ○冬深し珈琲はストーブの上      々

           ○冬深し獣らの穴闇深し        々

 

大寒

            ○大寒や今朝の着替えによろめきぬ

             (たいかんやけさのきがえによろめきぬ)
            
               ○大寒や天覧相撲に遠藤から   秋甫
               ○大寒や歯医者の椅子にうがい水 々
               ○大寒の道腰痛の友来る     々

千両の実

     ○千両の実の輝けば陰の射す
(せんりょうのみのかがやけばかげのさす)

       ○千両の実に陰このむ性(さが)もあり  秋甫
       ○千両の雨集めをり赤き実の       々
       ○千両の実の愛おしく重なりぬ      々

日脚伸

     ○抜歯する椅子にガラスの日脚伸
(ばっしするいすにガラスのひあしのぶ)

       ○終えて出る試験机に日脚伸ぶ   秋甫
       ○日脚伸ぶ午後の光の豊かにも    々
       ○蛍雪の苦は秘めてこそ日脚伸ぶ   々
 昨日から「はてなブログ eeyannka's diary」へ エクスポートの作業をしていますが引っ越しはなかなか面倒の様子です。

冬菜畠

     ○寒冷紗めくってみたき冬菜畠
(かんれいしゃめくってみたきふゆなばた)

       ○深窓の令嬢のごと冬菜畠       秋甫
       ○冬菜もらって煮たり漬けたり活気づく 々
       ○冬菜漬け廊下の隅を乗っ取らる    々
 今月1月28日をもってこの「eeyannkaの日記」ーはてなダイアリーが終了します。
 で、「eeyannka's diary」としてーはてなブログーに移行することになりました。引き続きご愛読ください。

冬銀河

     ○冬銀河受験勉強する窓辺
(ふゆぎんがじゅけんべんきょうするまどべ)

       ○見上げればこみあぐるもの冬銀河   秋甫
       ○瞬きて吾に頷く冬の星        々
       ○満天の星凍らせて月耐えし      々