2018-10-05 ひつじ田 鈍行俳句 ○ひつじ穂の垂れても哀れ先の草 (ひつじほのたれてもあわれさきのくさ) ○ひつじ田になりて雨の日多かりき 秋甫 ○ひつじ田の雨に蛙の二、三声 々 ○ひつじ田に季は戻らぬ水田にも 々 稲を刈った後のひつじ田には秩序正しく青々とした草が伸びています。それが雨を溜めた水田にいたっては一瞬倒錯してしまいそうな光景に見えてしまいます。 早稲田の早くに刈られた田圃では、稲穂までつけてけなげに垂れて見せています。それだけに哀れを誘うものに見えました。