2018-09-06 秋の蚊 鈍行俳句 ○秋の蚊におどけお顔の羅漢さん (あきのかにおどけおかおのらかんさん) 京都滞在 ○秋の蚊や嵯峨野の奥に寂聴庵 秋甫 ○化野に風葬ありて秋蚊かな 々 ○秋の蚊の哀れ化野石仏 々 午前中は伏見の酒蔵大蔵記念館の見学と試飲。午後は宇治の平等院拝観。 阪急電車は中書島で酒蔵見学を終え、宇治線に乗り換えて、桃山南口、六地蔵、木幡、黄檗、三室戸、宇治。子供の頃の一時期を過ごした思い出の深い沿線なのだ。然し周辺の景観は伏見中書島と同じく、一変してしまっていた。ひんやりした空気が胸元を通る時のように哀感はあったが、同時にその変化は安寧を私に与えた。